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長年、交通指導員をして、表彰もされた人が近所にいます。
その人の指導はとても厳しく、やたらと笛をぴーぴー鳴らし
子供の前でも平気で母親を怒鳴っていました。
でもある朝、私は目撃してしまいました。
彼が赤信号の横断歩道を慌てふためいて渡っているのを。
何かの事情で遅くなって、自分の持ち場の交差点に
行くのに急いでいたのでした。
世の為、人の為に私は良いこと、正しいことをしているという
大義名分が彼にはあるのでしょう。
先日、小泉首相の追悼の言葉を聞いていた時に、ふと思いました。
あのおじさんにはきっとココロザシがないんじゃないのかなと。
そして政治家の「こころざし」ってテロやゲリラを力ずくで
抑えることではなく、それらがでてこざるをえない原因を
解決するために力を尽くすことではとも思いました。
その後、あの人にこころの葛藤があったかは知る由もないですが、
この頃は交差点に立っている姿を見かけなくなりました。
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